世間は「Go To Travelキャンペーン」で何だか急に騒がしくて一抹の不安もよぎる10月。どこの空港も混雑して色々とストレスが重なるよね・・そ、そこのアナタ!ちゃんとマスクして下さいよ~~!と言う訳で、Go To に入る前9月にやって来た静かな大手町。超高層複合ビル・大手町タワーの最上階部33~38階にある「アマン東京(Aman Tokyo)」は我が家定番の宿泊先。とは言っても今年はコロナ禍があったので久しぶりに感じる。
言わずもがなここは「アマンリゾーツ」による世界初として誕生した都市型ホテル。タワー周りに造られた「大手町の森」は開業時3年かけて育成した木々・草花(81種56000本)を移植。自然との調和や地域性をコンセプトに掲げる「アマンリゾーツ」ならではの発想ね。エイドリアン・ゼッカ(Adrian Zecha)が1988年にプライベート・リゾート・コレクションとして創業したアマン。

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プーケット「アマンプリ」を皮切りに、今や世界20ヶ国に32のスモール・ラグジュアリーなリゾートやホテルを展開中。日本ではここ「アマン東京」がアマン27軒目、その後2016年にアマン初の温泉リゾートホテルとして伊勢志摩に広大な「アマネム」を、昨年11月には京都・鷹峯にアマン念願の「アマン京都」をオープンしたわ。それらの設計はトロピカル・リゾートを得意とした今は亡き建築家ケリー・ヒル(Kerry Hill)ね。
さぁでは「アマン東京」へ。大通りに面したビル中程から入るホテル車付け、入ったエントランスはまるで洞窟ような静けさで暗めの禅なる世界。横には別棟「ザ・カフェ by アマン」もあるが現在は閉店中。そうそう当然ながら「新型コロナウィルスの感染拡大防止策」により、送迎・バレーサービスの運転手はマスクと手袋を着用、運転中は窓を開け運転後はハンドルや鍵を消毒をするとの事。

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客側も車を降りて玄関入る手前に手指の消毒、モニターによる非接触の体温測定を行うようになっている(37℃以上の発熱や咳などの症状によっては入館を断る場合も)。荷物の外側部分の消毒もしてくれる。ロビーには麻紙に描かれた菅原建彦氏の炭画、奥のエレベーター前には左官技能士・挾土秀平氏の土壁アート(植物がテーマの三部作)が飾られている。エレベーターの同乗人数は制限中、33階「ガーデンレセプション(中庭)」降りてすぐのレセプションデスク(樹齢250年の楠木)背後には土壁三部作の2つ目がある(3つ目は34階に)。
進んでやっぱり見上げる圧巻の巨大なランタン、5フロア分と言う高い吹き抜けの障子天井は長さ40m・幅11m・床から高さ30m。開放的でダイナミックそして安らか・・黒い玄武岩の床や壁はずっと長く伸びていて、天に浮かぶ巨大和紙照明が緩やかに包む。中央には流水の池に浮かぶ巨大生け花、方々に玉砂利と巨石の石庭、コンテンポラリーな和の景色が特徴的な空間ね。館内各所に配置された陶芸は日本を中心とした16人の作家物。

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向こうに見える青い空と皇居の緑、遠くに富士山・・フロアを囲むような段差は「縁側」をイメージして造られた。その巨大縁側に沿う様に「ライブラリー」「ビジネスセンター」「シガーラウンジ フュモワ」「イタリアンレストラン アルヴァ」「ザ・ラウンジ by アマン」が並んでいる。そしてそこから上がって行った34階には「武蔵 by アマン」がある。どのダイニングも今は入店時間をコントロールし、営業時間を短縮している。スタッフはマスクを着用し極力接触や会話を控え、スムーズにサービスが出来るようトレーニング受けているとの事。
34階のウェルネス設備「アマン・スパ」には、8室のトリートメントスイートと日本様式の大浴槽、フィットネスジム、そして吹き抜け8mと全長30mの美しき「ブラックプール」があるね、今は人数制限しての利用になっている。客用に消毒液を設置し接触型での検温、マスク・手袋も用意している。フェイシャルトリートメントは提供せず限定的なメニューを提供、トリートメント施術前にシャワーを浴びてもらうとの事。

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と言う訳でチェックイン手続きをしよう。ソーシャルディスタンスなスタッフ達も当然ながらマスクと手袋着用、全員新型コロナウィルス用の安全対策トレーニングを受講している。ロビーでのウェルカムドリンクの提供は廃止、渡されたのは「新型コロナウィルスの感染拡大防止策」説明書などに加え「マスクとマスクカバー」よ、うんうん。我が家はヘビーリピーターなので当然部屋への案内も省略して貰った。各階のエレベーター前、そして廊下など館内各所に消毒ジェルや消毒液を配置。当然ながらドアノブやエレベーターボタン、その他触れる頻度の高い共有部分の徹底的な清掃をしているわ。
全84室、今回は上から2番目のスイート「コーナースイート(121m2)」に宿泊する。1番目「アマンスイート(157m2)」や3番目のスイート「スイート(146m2)」にもよく宿泊するけど、この「コーナースイート」同様角部屋なので二面の窓に広がる眺望が楽しめるし、狭めだけど間取りも他とは違うから気に入っている。別間取りの「コーナースイート」で眼下に丸の内のオフィス街と左手に東京スカイツリーもあるんだけど、こちらは眼下に新幹線が流れて行くJR東京駅、目前に「大手町フィナンシャルシティ」のタワーがある。

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石床の玄関にはスツール、靴を脱いでスリッパを履く。ラックには傘も置いてある。右側にリビングルーム、左側にベッドルームとしっかり二分され、行き来はこの玄関でのみ。ハリギリ・クリ・楠などを多用したシンプルで無駄のない和モダンなインテリア。「リビングルーム」にはソファセットとテレビ、真ん中にダイニングテーブル、サイドにはコンパクトな書斎(トイレもある)がある。玄関側には広めのパントリーがあって、ワインセラーやミニバー、グラス類やネスプレッソ。
一方「ベッドルーム」は、玄関側にクローゼット、布団の様なキングベッドに向かう壁には大型テレビ、その横に大きなデスク(ここにもミニバー)。窓際にカフェテーブルセットとなっている。部屋に沿うような細横長「バスルーム」も花崗岩や玄武岩が使われていて床暖房、「障子風の引き戸」で寝室と仕切られている。バスタブ側は「雪見障子」になっていて開けるとガラス状態で、リビングから見える様になっている。そうここにも手指消毒用アルコール「サラヤ サラヤンジェル」の大ボトルが置かれていたわ。

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ダブルシングとトイレ、窓脇に肩まで浸かれる深い日本式浴槽があって、シャワーエリアもかなり広め。樹齢350年の檜で作られた「湯桶」「洗い桶」「風呂椅子」もあり、湯船脇には器に入った「檜香の石鹸」「バスソルト」が置かれている。浮世絵風の「Japanese Bathing Ritual」風呂の入り方(儀式)の説明書も添えられる。基本のバスアメニティ(シャンンプー・コンディショナー・シャワージェル・ボディーローション)は檜の香りを取り入れたオリジナル。大きめのボトルでモノクロにAMANロゴ。歯ブラシやヘアブラシなどは加工和紙の袋に入っている。無料ミネラルウォーターもシンプルな「AMAN tokyo」ロゴ。
その他「今治タオル」、シンガポール「PLOH」バスローブ。ウェルカムスイーツは、和の器に入った「季節のフルーツ」に、お馴染みの「おかき」「ポンポン菓子」「山田屋まんじゅう」。今回はチェックイン時のウェルカムドリンク代わりと言う事で、冷蔵庫に入っている瓶の「アマン東京オリジナルジュース」が無料(アルコールは従来通り有料)。

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客室のハウスキーピングとしては、特に触れる頻度の高い箇所(ドアノブ、リモコン、スイッチ、蛇口ハンドル、フラッシュハンドル、電話、イスのアームレスト、ドライヤーなど)を重点的に毎日消毒し、客室ごとに清掃道具(スポンジや布巾など)を交換するとの事。清掃中はドアを開放し空気を入れ替える(加えて9月は「前宿泊者から24時間を空けた部屋」であった)。ベッドリネンの交換頻度を、毎日・1日おき・リクエスト時のみの3つから選び、ターンダウンサービスの有無も選択できた。
そうそう部屋でもスパやレストラン同様、紙でのメニューや施設案内は廃止しQRコードを導入したので、「インルームダイニング」のメニューも自分のスマートフォンで確認できるようになっていた。朝食はいつもの様にルームサービスで、運んで来た担当スタッフもマスク・手袋着用で、全ての食事・飲み物にはカバーがしてあった。今回はスタッフが部屋内でセットアップしてくれたが、入り口に置く様にお願いする事もできる。

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そんな訳でシャンパンとヘルシーな朝食(和定食/アメリカンブレックファースト)を頂いてゆっくり過ごしたらチェックアウト。出発時のフロントやロビーでの密を回避するため、予め「エキスプレスチェックアウト」をお願いしていたので、ロビーにいるスタッフに鍵を返すだけでホテルを後に出来る。そして「アマンオリジナル ラゲージタグ」を頂いて、スタッフ達に手を振り車に乗り込んだ。
9月後半の東京でまだ「Go To Travelキャンペーン」が開始されてなかった時期なので、人の気配もまばらでほとんど人とすれ違う事もなく、静かに優雅に安全に「アマン東京」が楽しめたわ。10月現在「アマン東京の公式ウェブサイト」で販売しているプランは全てGo To トラベルキャンペーン対象宿泊プランだそう。う~んきっと今月は、いや来月もどこのラグジュアリーホテルも混雑しているんだろうなぁ・・・