雨が降り続く寒い東京、この日訪れたのは「虎ノ門ヒルズ(TORANOMON HILLS)」。2020年東京オリンピック主要施設ができる湾岸地区に繋がる「環状2号線(マッカーサー道路)」の真上に建つ、地上52階・地下5階建て(公称高247m)の超高層ビル。投資総額1兆円規模で「東京のグローバル化」と「海外事業の加速」を10年間10プロジェクトを掲げている森ビル。
隣接地に今年年末に竣工予定の「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」、2020年4月竣工予定の「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」、2022年度竣工予定の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の3棟の超高層タワーが加わり虎ノ門ヒルズは更に拡大・進化(区域面積7.5ha、延床面積80万m2)。更に日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅が2020年に開業予定、

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東京オリンピック・選手村がある晴海や、豊洲市場と虎ノ門を結ぶバス高速輸送システム(BRT)のターミナルも建設中で、正に国際新都心グローバルビジネスセンターとなる。そんな今後目が離せない「虎ノ門ヒルズ」、47~52階に位置するのがハイアットグループ(Hyatt Hotels and Resorts)の「アンダーズ東京(Andaz Tokyo)」。今月で5周年を迎えたわ。
「アンダーズ」ブランドは、2007年ロンドンに誕生。ニューヨーク・ロサンジェルス・ハワイ・上海などに続いて東京は12軒目。ランク的には「パークハイアット」と「グランドハイアット」の間。アンダーズは「パーソナルスタイル」をテーマに、フォーマルすぎずカジュアルに「自分らしく寛げるリラックス感」がテーマのライフスタイルホテルよ。

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我が家にとってはすっかり定番ホテルの1つになっている。1階エントランスで車を降りて、内海聖史作の壁画「あたらしい水(Floating colors)」を横目に見ながら、エキゾチィックな照明演出のアプローチを越えエレベーターへ。エレベーター内の壁には永田哲也作の真っ白なオブジェ。各エレベーターに様々な和菓子の木型で和紙をかたどった「目出鯛」が設置してある(ないカゴもある)。
「アンダーズ東京」はインテリアデザイナーのトニー・チー(Tony Chi)と緒方慎一郎による内装デザイン。高速エレベーターであっという間に到着する51階のロビーフロア、「どの世代にも居心地のよい環境」を目指したと言う和紙を多様した「現代の和」の空間が広がる。フロントの壁には池田金春作の見事な組子細工。約1500年前の鳥海山大噴火で埋もれた樹齢1000年の大木を使っているのよ。

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奥窓際に広がるのはメインダイニング、居酒屋と言う名の「ザ・タヴァン グリル&ラウンジ(The Tavern Grill & Lounge)」。赤のソファーや椅子が並ぶ中央には暖炉が配され、眺望も素晴らしい明るいコンテンポラリーなダイニングとなっている。ロビーやダイニングなどにある大きな木彫刻「鳥が森の中を旋回する軌跡」はチャーリー・ウィニー(Charlie Whinney)作。
ダイニング前のエレベーターから上がると52階ルーフトップにある「バー」や「ザ・スシ」「スタジオ(パーティ会場)」に行ける。そう言えば以前、ルーフトップ全てを貸し切っての「ルイ・ヴィトン 顧客パーティー」に参加したわね。そしてロビーフロア手前に仕切られているのが、木の温もりに包まれた天井高の宿泊者専用「アンダーズ ラウンジ(Andaz Lounge)」。

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ここでドリンクを頂きつつiPadでチェックイン手続きを行なう。落とした照明の中木の温もりの中、季節のディスプレイが雅な世界。真ん中に大きな一枚板のテーブルが並び、囲む様に半個室もいくつかある。
客室164のうちスイートルームは8部屋。前回は主人が出張時に一人で宿泊して、ルームサービスで夜食で「雪室熟成肉」と「ルイ・ロデレール クリスタル ブリュット(Louis Roederer Cristal Brut)2009年」など開けていた。
今回は私も一緒なのでいつもの部屋、上から2番目のスイート「アンダーズ ベイビュー スイート(Andaz Bay View Suite)」125m2。客室専用エレベーターで47階へ・・客室へ向かう廊下は照明を落とした木温もり穏かな空間。ルームナンバーは独特なフォントの木造りで、足元に緩やかな照明で浮かぶ。

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ちなみに以前泊まった最上スイートの「アンダーズ スカイ スイート(Andaz Sky Suite)」210m2は、1泊100万円超えでとても広くモードな空間は記念日使いにぴったりよ。
カードキーをかざして部屋に入る。玄関すぐはダークブラウンの木壁と床で統一されたワークエリア。無造作な一枚板のワークデスクにセットされた2つの赤い椅子がアンダーズらしい。その向う窓側に広がるのが明るいリビングエリアになる。
リビングにはふかふかと大型ソファが鎮座、背後には墨絵風アート、前壁に50インチの薄型TVが設置されている。窓際には大きなオブジェ(黒い壺)。ローラ・シルベストリーニ(Laura silvestrini)デザインのチェアーに、ジョージ・ナカシマ(中島勝寿)デザインのソファは「桜製作所」による物か。中央の木製カフェテーブルにはウェルカムアメニティ、

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今回はスペインの赤ワイン「フォンタナ メスタ テンプラニーリョ(Fontana Mesta Tempranillo)」と「豆大福」などの生菓子。ブルー×白の格子棚「ミニバー」には、ネスプレッソマシンや鉄製急須と茶碗、無料のスナック類(きやのおかき/とらやの羊羹/明治のチョコ)が入っている。今回フロントでのおまけ?は「駄菓子ラムネ」だった。
無料のミネラルウォーターやソフトドリンクも種類豊富。そうそう最近は、冷蔵庫内のドリンクはアルコール類も無料になってるの、びっくりよね。
湾岸に向かう窓に広がる景色は正面にお台場、右手すぐ側に見える圧巻の「東京タワー」、左手遠くには「東京スカイツリー」。見下ろせば、ビルの谷間を一直線に貫く「新虎通り」に「愛宕通り」。湾岸に向かった視界の中にギュッと東京の象徴が沢山詰まっている。

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そしてリビングに繋がるシンプルな「ベッドルーム」がお気に入り。窓に沿って横長に広く「キングサイズ」ベッドが2台並んでいる(我が家同様)。最上の「アンダーズ スカイ スイート」もそうだったが、実はそんな部屋はなかなか無くてグランドハイアット東京「プレジデンシャルスイート」「アンバサダースイート」、パークハイアット東京「プレジデンシャルスイート」くらいしか思い出さない。
遮音・遮光も優れていて、主人のいびきや振動もわからないから良く眠れるの(笑)ベッドサイドにはオブジェや「BOSE」Bluetoothスピーカー。照明やカーテンなどのスイッチはレトロ風デザイン。首が回る42インチ薄型TVに、ソファ・テーブルスペースがあり、天然木をスライスしたツキ板で出来ているスタンドライト「縫える木(テナージュ)」もある。

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そうそう市内電話とWi-Fiインターネット接続も無料、コンセントがあちこちあるのも便利。東京タワー側には望遠鏡が設置・・そう、何より部屋の素晴らしいのがこれなの。目の前にそびえる迫力の「東京タワー」♪ とにかく近くて大きい!東京タワーを少し見下ろす的位置が絶妙なの。深夜は蝋燭の炎のように様に真っ赤浮かんでとても綺麗・・・東京のどこから見るのより美しい。
そして更に「ベッドルーム」奥、続く「クローゼットルーム」からの「バスルーム」。客室の4分の1を占める広さで、トイレ・洗面台・クローゼット・引き出しが、対称的配置でそれぞれ2つずつある。しかもベッドルーム側には女性用の化粧台もあって便利。クローゼットにある「セーフティボックス」は、ノートパソコンの充電が可能。

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オープンな「バスルーム」は木の温もりの中に襖風・障子風パーテーションも。トイレはここと、玄関にゲスト用がある。ウォークインシャワーには五右衛門風呂をイメージした深めの円形バスタブや木桶などあり、現代の和を意識した造りになっている。バスローブと浴衣、そして鼻緒のある草履風スリッパも珍しい。ウォールナット・和紙・クルミ材・石などを中心に「自然素材を無垢のまま」使い、とてもナチュラルだけどスタイリッシュで機能的。
バスアメニティは、南仏プロヴァンス「コテ バスティド(Côté Bastide)」から、大き目ボトルの太陽と大地を感じる「アルガン」シリーズ。ニコル・ウーク(Nicole Houques)デザインのオリエンタルな香り。歯ブラシやシェーバー等は真田紐をした木製のアメニティ・ボックスに入っていて、中は黄色やオレンジ系の小箱が詰まって菓子の風情。

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「アンダーズ ベイビュー スイート」は最新設備で無駄のない実用的な造りなのに、日本人に馴染む和の香りを漂わせ敢えての抜け感もある。日常の延長にある安心や穏やかさが感じられるのは、正に今のトレンドと言った感じね。さぁそんないつもの部屋でリラックスした翌朝は、これもお決まりルームサービスで朝食を頂こう。
昨年春にショーン・キーナン総料理長監修のもとリニューアルオープンした、メインダイニング「ザ・タヴァン グリル&ラウンジ‎」の物が頂けるわ。こちらと言えば前回主人宿泊時にも食した「雪室熟成肉」がウリ(上部写真)。今ならアンダーズ東京の開業5周年を記念して、テンダーロインとリブアイが迫力のグリルプレート「プレミアムビーフボード」が登場しているよ。とまぁ朝から肉は無理なので、普通に「朝食セット」と「和朝食セット」をお願いする。

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もちろんグラスシャンパンも2種類お願いした。「本日のグラスシャンパンは3種類をご用意しています」と言うのも、他のホテルではそうは見ないので嬉しいね。しかもなかなかセンス良い選択肢・・そこで主人は「ビルカール・サルモン ブリュット ブラン・ド・ブラン(Billecart Salmon Brut Blanc de Blancs)」を、私はピンクな「ポランジェ ブリュット ロゼ(Bollinger Brut Rose)」をチョイス。
私の和朝食は木の二段重ねで豪華、小鉢にはいくらに刺身鮪・蟹、煮物・卵焼き・リーフサラダ、ご飯・味噌汁など。そうだ本日の焼き魚は、ふっくら焼かれた大振りの鮭でなかなか美味しかったわ。そして主人の朝食セットは「パントリー」から2種類、「特別メニュー」から1種類、飲み物を2種類をチョイスできる。

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シャンパンに合う「スモークサーモン ケッパー サワークリーム」、種類豊富な「朝ブレッドとペイストリーのバスケット」、熱々「ベイクドスクランブルエッグ トマトコンフィ バジル ゴートチーズ」、たっぷり「カフェ・オ・レ」などを選んだ。
ホテルの朝食は盛り沢山で全部は食べきれないのが常なんだけど、ホテルライフには欠かせない儀式と言ったとこ(笑)朝から部屋でシャンパンで喉を潤しながらゆったりとした時間を過ごすのは幸せね。一息ついたらホテルを出て向かうは「ギンザ シックス(GINZA SIX)」、我が家お馴染み「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」からの招待で顧客イベント(2019-20年秋冬ウィメンズ・ファッションショー)に参加するわ。続く・・・

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