寒い位の日が続く東京、小雨降る中訪れたのは銀座エリア最大の新商業施設「ギンザ シックス(GINZA SIX)」。銀座6丁目の素晴らしい場所にオープンして早2年を越えた。かの谷口吉生が基本設計と外観のデザインを担当(鹿島建設と協働設計)。「ひさし」と「のれん」をイメージしたファサードがモダンながらも昔ながらの日本らしさも表しているわ。
約47000m2もある巨大な商業空間、そこを銀座や京都の路地をイメージしたと言う通路が雁行する。障子や行燈など光が全体に回るようなインテリアデザインで、これはフランス人デザイナー グエナエル・ニコラ(Gwenael Nicolas)が担当した。そしてやっぱり2階中央吹き抜けの中に浮かぶ、森美術館監修の巨大アートインスタレーションが顔よね。

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草間彌生「南瓜」から始まり、ダニエル・ビュレン「Like a flock of starlings: work in situ」、ニコラ・ビュフ「Fantastic Gift 冬の王国と夏の王国の物語」と来て、今年の2月末から展示されているのが、大阪府出身ベルリン在住の塩田千春氏による「6つの船」。
10月いっぱいを予定に、最大全長5mの黒い6隻の船が中央吹き抜け空間に浮かんでいる。「戦後多くの困難を乗り越えて復興を遂げてきた銀座の〔記憶の海〕を6隻の船が出航し前進する様子」を表現しているとの事で、何とも重い。じんわり見上げるそこへやって来たのはルイ・ヴィトンの担当嬢達・・明るい笑顔にホッとする。

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この日施設屋上にある「GINZA SIX ガーデン」にて、「ルイ・ヴィトン 2019-20年秋冬ウィメンズ・コレクション(Louis Vuitton Fall-Winter 2019 Collection by Nicolas Ghesquière)」の顧客向けファッションショーが行われる(先シーズンはこちら)。
各所にスタッフ達が整備する中案内されたそこは、銀座最大の緑と水がデザインされた約4000m2の美しき屋上庭園。都会の中で自然を身近に感じられる環境をシンボリックに表現した。さっきまでの雨も上がり何とかショーは行われると言う事で皆ほっとしている。入口付近に長い一本道、広大な庭なんだけど今回使われるのは一部のみ。3月パリコレ時、ルーヴル美術館中庭クール・カレに設置されたあのカラフルな構造物のミニチュアが出来ていた。

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いわゆるパリ4区にあるモダンアートな建造物「ポンピドー・センター(CNAC-GP)」を模した派手なランウェイね。ウィメンズ・アーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエールによる今季のテーマは「ファッションのビジョン」、1980年代ポップカルチャーを色濃く感じさせる独特のコレクションよ。
先シーズンからの流れでもあり、デヴィッド・ボウイやマドンナなどを彷彿させる私達の世代には懐かしいルックが沢山登場。テンションアガルわ♪ ヴィヴィットで力強いシルエット、それでいてエレガントでもありガーリーでもある。独特のショルダーやウェストマークにスパンコール、反するプリントドレス、懐かしいシャツ&細タイ・・多種多様でどれもこれも欲しくなるの。

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加えてBGMも80年代の懐かし名曲ばかりで思わず口ずさむ。中でも当時何回も観てはまっていた「ベティ・ブルー(37°2 le matin)」がルーブルで流れて来たのには鳥肌が立った。それを今回のギンザシックスバージョンで期待したが、その部分は残念ながら流れなかった。
とあっと言う間のLV国内トランクショー、お土産の「非売品LV扇子」「エビアン」「急速保冷材」「LV19FWルックブック」を持ち、顧客達は会場を出て徒歩10分の受注会会場に移動する。雨が降らなくてよかった。会場では今見たばかりの新作(サンプル)を皆さん試着し予約する。私も当然ながらこの場で数点お願いして、また秋の発売開始辺りに更に追加購入する事になる。

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混雑するそんな会場には、フランス大統領夫人・ブリジット・マクロン(Brigitte Macron)のコーディネートを担当するアンドレアもいた。マクロン夫妻と言えば昔からLVのトップ顧客。公私ともに全てLVと言う筋金入りで知られているわね。
そうそうギンザシックス2階では、この「2019-20年秋冬ウィメンズ・コレクション」のレザーグッズをメインに扱うポップアップストアがオープンしている(8月4日まで)。LVモノグラムとダミエを融合させた今シーズンを象徴するバッグやウォレットなど登場。その他アクセサリーやテキスタイルなども多数ラインアップしているわ。
ポップアップストアと言えばメンズの方も、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」1階・7階カフェ「ローズベーカリー(ROSE BAKERY)」にオープンしている(7月28日まで)。

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今や世界の中心とも言えるメンズ・アーティスティック・ディレクター ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)ちゃんによる2シーズン目。こちらも80年代のNYポップミュージックやストリートカルチャーを彷彿とさせるコレクションになっている。正にマイケル・ジャクソン的。
ストア内はオレンジのモノグラム壁にカラフルで動き出しそうなマネキン。グラフィティー・アーティスト フューチュラ(Futura)の作品も展示する。プリズムカラーのバッグやリュックなど、世界のポップアップストア限定レザーグッズが展開されているので見学の若者が多くごったがえす。よって別日、我が家はいつもの広々ラグジュアリー「ルイ・ヴィトン 六本木ヒルズ店」でお買い物をする事に。

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ディナー前に訪れた平日の夕方、客が少なくて貸切状態が嬉しいわ。担当嬢が出迎えてくれて、すぐ2階のメンズエリアに向かう。主人はシャンパン、私はペリエで喉を潤しながら新作を色々見て行くわ。キム・ジョーンズ(現Dior)時とは全く違ったヴァージルテイストでなかなか慣れなかったけど、それなりに馴染んで来たかな。
静かにのんびりとヴァージルちゃんらしい新作スーツや小物など、そしてレデースでも田園風プリントやタータンチェック、花柄のブラウスなど多彩な新作プレフォールからドレスを選ぶ。水彩画風のアニマル・プリントも特徴的。「ツイスト」や「シティ・スティーマー」などのバッグもミニ・フローラルのプリントが満載で可愛いの。

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満足なお買い物にスタッフ達とも話は尽きないが、気が付けば陽も落ちてレストラン「ピエール・ガニェール(Pierre Gagnaire)」の予約時間に。担当嬢達に外まで見送ってもらい、手を振りつつ車に乗り込み店を後にした。では次回はそのディナーデートのご報告と行きますか。続く・・