稼働率が80%と言う東京都内のホテル、「2020年東京オリンピック」まではこの前後が続くんだろう。我が家は用途や立地によってホテルを使い分けるけど好みは絞られてくるわ。桜が咲き始めたこの夜宿泊したのは日本橋三井タワー最上部に位置する「マンダリンオリエンタルホテル東京(Mandarin Oriental Tokyo)」。1階のホテルエントランスは、アジアンな朱にティノ・クワン(Tino Kwan)氏らしいほんのりライティングが印象的。
カウンター横と奥には日本の美たる「桜」が美しく浮かんでいる・・同日見た「帝国ホテル東京」のゴージャスなアレンジとはまた違った夜桜的小ぶりイメージ。今ホテル界隈では今幻想的な桜色のライトアップで満たされた「日本橋桜フェスティバル」が行われて、仲通りなども桜トンネルになって桜に包まれるような幻想的なインスタレーションが楽しめる。加えてこの週末には「ニホンバシ桜屋台」が開かれ、地元老舗や名店と共に「マンダリンオリエンタル東京」も出店。

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2日間限定の特別メニューを出すのよ。話を戻して1階エントランスには、お馴染み須藤玲子デザインのテキスタイルや「お江戸日本橋」の様子が描かれた伊場仙製の大きな「オリジナル扇子」が額装されている(ホテルのマークも扇子型)。38階メインロビーに上がると、ロビー真ん中にはお馴染み季節のディスプレイ、今回は「木枠と松」かな?多くの人がその周りに座っている。
チェックインタイムだからかと思ったが、よく見ると皆宿泊客ではなかった。今年も旅行専門誌「フォーブス・トラベルガイド」で4年連続「ホテル部門」「スパ部門」が最高評価5ツ星だし、フロント背後には「東京スカイツリー」が聳え、対面側には「富士山」も見えるし・・確かに良い景色ね(笑) 吹き抜けから37階を見下ろせば涼し気な水と桜。そこには今月末まで日本茶「嬉野茶時」と日本酒「東一」をフィーチャーした「Zen Garden」も設置しているわ。

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ホテル全体のデザインは、エスニックデザインに定評がある中国系シンガポーリアン「リム・テオ ウィルクス デザインワークス(LTW)」。日本橋三井タワー自体は2005年竣工、2014年に防災・BCP改良工事を完了。これにより地震発生後のエレベーター早期運転再開可能(S09クラス)となり、更に震度5強程度までの緊急停止には自動運転再開を可能とする「自動診断仮復旧システム」にもなった。
そして在館者100%相当3日間トイレを使用可能。電力供給も72時間。内装的には耐震工法「ジシンサク」を採用。宿泊先を決める際にはこういったチェックも必要よ。そんな訳で今回の宿泊も「プレジデンシャルスイート」に次ぐ2番目の「オリエンタルスイート(ORIENTAL SUITE)」100m2。178室中21室がスイートルーム。「オリエンタルスイート」は東京スカイツリーを臨む見晴らしの良い明るい部屋(富士山は高層ビルが出来た為に見えなくなった)。

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ベッドがツインの部屋はないが、間取りはと見晴らしは「マンダリンスイート(100m2)」より良い。伝統工芸の技と素材で作られたオリジナルインテリアは、アースカラーで統一された大人の空間。張り地やカーテン、絨毯なども須藤玲子テキスタイルデザイナーが手がけている。窓際には大きなデスクとオミナエシモチーフのソファセット(釣り糸を張った特殊な技法)。和紙のランプシェードに、竹のフローリング、
壁に掛かっているアートは「着物の染型(伊勢型紙)」や「帯」だったりして日本橋らしさを演出する。さすがに開業10年を優に超えたので、全体的にくたびれて来た印象は拭えないかな?? リビングの玄関寄りに「ネスプレッソ」「お茶類」「ミネラルウォーター」。真ん中の大きなテーブルにはウェルカムアメニティが置かれていて、今回も「メロン」が丸ごと。少し開けた上部から綺麗にくりぬいた球体のメロンが、ゴロゴロと食べやすい状態で潜んでいる。

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冷蔵庫の中はドリンクの種類が減っていて、なかなか選べる様な状態ではなかった。コーナービューになる寝室には、イタリア製エジプト綿シーツ(スレッドカウント450)が爽やかなキングベッド。寄木細工のベッドボードが印象的。就寝前に窓際のソファーには「浴衣」、ドレッサーには柚子やヒノキなど日本らしい香りの「オリジナルブレンドエッセンシャルオイル(生活の木)」、ベッドサイドには「和菓子」も置かれる。
玄関とバスルームに挟まれたクローゼットルームには「バスローブ」の他に「傘」「ヨガマット」「スリッパ」「衣服用ミニコロコロ」「靴磨きセット」「ジュエリー拭き」。そこに繋がる大きな窓で明るい広々バスルームが特徴的ね。この部屋はトイレが玄関とバスルームに2カ所ある(同スイートの別間取り2部屋がある)。バスアメニティはお気に入りの「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が並んでいて嬉しい。丸みを帯びたクリアボトルの「シャンプー」「コンディショナー」

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「シャワージェル」「ボディクリーム」「石鹸」。ふんわり甘く官能的な香りが好み。バスソルトは「ラベンダー」「ユーカリ」「ジュニパー」のハーブ3種。とそんな訳で一息付いた夕刻、ブラックソワレに着替えて「帝国ホテル東京(IMPERIAL HOTEL TOKYO)」のメインダイニング「レ セゾン(Les Saison)」で行われる「アラン・パッサールとティエリー・ヴォワザンの華麗なる饗宴」に向かう。
たまたま今回は別ホテルのディナーイベントに参加の為「マンダリンオリエンタル東京」から出た訳だが、本来こちらのホテルと言えば、37階レストランフロアを中心に12のグルメがありレベルが高い(ルームサービスも24時間対応)。メインダイニングであるフレンチファインダイニング「シグネチャー(SIGNATURE)」では、今年もポップアップレストランを展開するのよ。5月15~18日4夜限定で、メキシコ料理の概念を変えた

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メキシカンファインダイニング「プジョル(Pujol)」を招聘し、世界注目のファイン・メキシカンを「プジョル・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」と称して披露する。「世界のベストレストラン50」で20位の「プジョル」、そのエンリケ・オルベラ(Enrique Olvera)シェフのメキシコ料理は、メキシコの伝統とモダン技術を融合させた斬新なスタイルで、世界に「モダン・メキシカン」ブームを起こした。
メキシコシティに加えてニューヨークに出したも2軒のレストラン、2014年「コスメ(COSME)」・2017年「アトラ(ATLA)」も成功させている。メキシコ本国だけでなく、アメリカでもメキシコ系の若いシェフ達がこぞってオルベラ氏を学んでいると言うし、彼の影響で「ノーマ(noma)」もメキシコにポップアップレストランを出したと言われるくらいよ。よって今回は日本初上陸と言うかなり貴重な機会となるわ。ハーブ入りのトルティーヤに

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1500日以上かけてつくる「モレ」と毎週つくる新鮮な「モレ」の2種のソースをあわせた「ENMORADA」、メキシコの伝統食材「アリ」を用いた「BABY CORN WITH COFFEE AND CHICATANA ANT MAYONNAISE」の2品を含む、「プジョル」を代表する料理9品構成とか。ディナー付き宿泊プランもあるので要チェックね。そう言えばちょうど滞在中に、38階「オリエンタルラウンジ(Oriental Lounge)」では
期間限定で「桜アフタヌーンティー」がスタートした。昨年エグゼクティブ・ペストリーシェフに就任したステファン・トランシェ(Stephane Tranchet)氏が「日本のお花見」をテーマに、スイーツからセイボリーまで全アイテムに「桜」を取り入れたの。正に桜満開のこの時期の気分にピッタリね。桜ムースを桜の樹に見立てたチョコレートでデコった「フラワーガーデン(日本の庭園)」がメインで、その他桜の葉を練り込んだ「桜のパウンドケーキ」、

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基本の「桜マカロン」「桜の水羊羹」「桜もち」など。セイボリーでは「桜の葉でしめたサーモン」「桜の木のスモークハム」など。ドリンクも2種の「桜フレーバーティー」があるわ。加えて1階グルメショップでも上記「フラワーガーデン」や「桜のパウンドケーキ」が手に入るし、桜の花びら入りの「桜のパンナコッタ」、ホワイトチョコレートに桜の花を加えた「桜のボンボンショコラ」などもあるので、お花見に持参するのもお勧め。
そうそう37階「センス ティーコーナー」では、開業以来初と言う「桜 飲茶 アフタヌーンティー」も登場しているの。38階のイタリアンダニング「ケシキ(KSHIKI)」では、4月1日に1日限りの「イースターブランチ」を開催する。色とりどりのイースターエッグで飾られた店内で食事を楽しめるそう。個人的にはその一角に設けられた「ピッツァバー オン サーティーエイス(THE PIZZA BAR ON38TH)」もまた行きたいな。

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「オリエンタルラウンジ」内には「タパス モラキュラーバー(Tapas Molecular Bar)」もあるし、フロント横の「鮨 そら」もお勧め。次にこちらに来る時は、是非ホテル内グルメを満喫したいと思うわ。