狭い日本、「日帰り出張」は基本として(銀座ほかけすきやばし次郎六本木)、ビジネス男一人泊も少なくはないわ。そんな多忙な主人に代わり、今回は久しぶりに私による「男一人宿泊記」といきましょ~♪ この日は紀尾井町にある「ホテルニューオータニ 東京」、言わずと知れた日本のホテル「旧御三家」の一つ。1964年東京オリンピックに向けて建設されたこの巨大ホテルは、2万坪の敷地に3棟のピル、
1400以上の客室と34の宴会場、レストラン38店にショップ200店とさすがの規模。更に500年の歴史を誇る日本庭園(旧伏見宮邸宅)、赤いバラ園、都内シティホテル最大級のガーデンプール(2000m2)などなどとにかく広い。しかも年間宿泊客数が約50万人と言うから驚く。今の日本はどこに行っても外国人観光客が多い感じだけど、こちらは驚くほど以前と景色が変わらず、日本の3世代家族が穏やかに過ごすといった風情よ。

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素晴らしいのは災害時を考慮しての設備。食料は元より電気やガスが停止しても備蓄タンクにより3日間稼働可、1500kWのジェネレーター3機で電力30%も稼働可、災害協力井戸で水350t供給可、との事で一安心ね。雪降る極寒の中、車を本館「ザ・メイン」正面玄関に付けるとポーターが荷物をそのまま11階「エグゼクティブラウンジ」に運んでくれる。11・12階に位置するホテルの中のホテル
「エグゼクティブハウス 禅」全87室禁煙。カードキーでのみアクセス可能、セキュリティもプライバシーもしっかりしていてニューオータニ内でも特別な空間よ。「禅」宿泊者のチェックイン・アウトはこの専用ラウンジ(200m2)で行うわ。デザインコンセプトは「侘び・寂び」のシックな墨絵の世界(書道墨象系作家・井幡松亭氏による直筆墨アート)。金・銀・紫色・和紙・・オリンピックを意識した「外国人向けエキゾチックジャパン」をいち早く取り入れたのはこちらと言えるね。

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和モダンな侘び・寂び墨絵のデザインの中、ホテル先鋭スタッフのクールで無駄ないサービスが好み。案内されたテーブルには厳撰素材のウェルカムドリンク「飴湯」とおしぼりが運ばれる。この「飴湯」は麦芽水飴と生姜の搾り汁、静岡県産観音温泉水と徳島県産高級和三盆を合わせて煮込んだもの。隠し味にアールグレーも加えているんだって。そうそう!今年1月半ばより、フードプレゼンテーションが1日4回から6回に変わったのよ。
新しく加わった注目アイテムは、7時から10時までの「朝食」には自慢の「ピエール・エルメ・パリのクロワッサン」に加えて、ホテル特製の出し巻き玉子が登場。10時から12時までの「モーニングスナック」には特別に配合した江戸前赤酢を使った稲荷寿司も。14時までの「ランチ」16時半までの「アフタヌーンティー」と来て、17時半から20時までの「オードブル」と続く21時半までの「ナイトキャップ&チョコレート」には、

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オータニ伝統の3日かけて作るキラキラ黄金コンソメスープも出される。そうだ最後のチョコレートは「ピエール・エルメ・パリ」のボンボンショコラと言うから嬉しいよね♪ 今や世界的に有名なエルメも、創業第1号店は実は1998年ここオータニ東京、彼にとっても特別な店舗なのよ。ちなみにラウンジで提供されているシャンパンは「ドラピエ・ブリュット・カルト・ブランシュ(Drappie Brut Carte Blanche)」。
「朝食」はルームサービス、もしくは館内4ヵ所のレストランへも振り替え出来ると言うのも有難い。もちろんその他、ラウンジではビジネスサポートやコンシェルジュ機能も万全よ。さて、ラウンジを出て墨絵デザインの廊下を抜けて部屋に向かう。細く暗い廊下に浮かび上がる白いラインは墨絵の中に浮かぶ白砂の様。「エグゼクティブハウス 禅」には2つの最高級ガーデンスイートがある。私が一緒の時は「エグゼクティブ ガーデンスイート 夢窓庵」115m2、

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または「エグゼクティブ ガーデンスイート」102m2に宿泊するのが常であるが、今回は主人1人なので3番目のスイート「エグゼクティブ ジュニアスイート」70m2程度に宿泊よ。竹や炭・・モノトーン色で統一された大人デザインのコンパクトなスイート。部屋で仕事をするのがメインの時は、やはり大型デスクがあって落ち着いた空間が必要。加えて、ニューオータは環境に配慮のテーマを掲げているので、
個別空調(カビなど)や窓ガラス(紫外線など)・外気取り入れ口あって安心。シーツとピローケースはお馴染み1860年創業のイタリア老舗・フレッテ社製。バスアメニティはこれもお馴染み「サルバトーレ・フェラガモ タスカンソール」のシャンプー・コンディショナー・バスジェル・ボディーローションね。そして墨をイメージした石鹸「MIDORI」。特徴的なのは、セット箱入りの資生堂男性用化粧品(アフターシェーブローション・ヘアリキッド・ヘアトニック)、

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または資生堂女性用化粧品(洗顔料・化粧水・乳液・メイク落とし)もある事、便利。バスローブと沢山のタオルは最高級スーピマ綿を使用した日本製で気持ち良い。備え付けの京都「一保堂茶舗」の煎茶とほうじ茶、梅昆布茶も良いね。この日雪も降って交通面の不安もある事から、夕方仕事を終えた主人は真っ直ぐにこちらにチェックインする。私が同行している時はガーデンタワー40階にある
ベッラ・ヴィスタ(BELLA VISTA)」か、ザ・メインのロビィ階にある「トゥールダルジャン東京」に行くのだけど、主人1人泊だから銀座で一人鮨か、または館内2店舗ある「銀座久兵衛」にするものと思われた。しかし、当日中に処理すべき案件があるため部屋でこなしつつ、私と電話やメールでやりとりしている間に時間も押し、結局はその「銀座久兵衛」のルームサービスをお願いする事にした。メニュー表には英語表示も分かり易い「にぎり」「ちらし寿司」

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「刺し身三点盛り」などがある。「にぎり」を選び、加えてビーフシチューやシーザーサラダなどもお願いした。ちなみにこの「久兵衛 にぎり」について主人はノーコメントだそう(笑) そうなるとワインは、少ないルームサービス・ワインリストから辛うじて選んだシャンパン「シャルル・エドシック ブラン・ド・ミレネール(Charles Heidsieck Blanc des Millenaires) 1995年」。
更に赤ワインもお願いしようとリストを眺めるも「(私にメールで)食指が動かない・・」らしく、結局コンシェルジュに相談し、バーから「リスト以外の提供可能なワインについて」丁寧な説明を頂戴すると言う手間をお掛けした・・わがままな夫ですいません(泣) そして選ばせて貰ったのが「プリューレ・ロック ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ ヴィエイユ・ヴィーニュ(Prieuré Roch Nuits St. Georges 1er Cru Vieilles Vignes) 2003年」と言う訳。

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あれ?シャンパンは同じ物を年末にも開けたよね?? 聞けば他には「ドン・ペリニヨン」位しかなかったとの事。英王室ほか各王室御用達でも知られる1851年設立の「シャルル・エドシック」。この「ブラン・デ・ミレネール」は「メニル」「クラマン」「アヴィーズ」などコート・デ・ブランのシャルドネで作られるブラン・ド・ブラン。しかも良年「1995年」、
古代ローマ時代からのクレイエール(白亜質土壌)で15年以上熟成ね。
グラスに注ぐと美しいややグレーを帯びたイエロー。泡は飛んで穏やかな立ち上り。蜂蜜・洋梨・アーモンド・・・酸化したニュアンスは柔らかい。いかにもステンレスタンクと言う味わい。すりつぶした細かい白胡椒。余韻は軽やかでフレッシュさも感じる。2時間経つとグレープフルーツのコンフィ的なニュアンスも漂いバランスがより取れて来た。気軽に喉を潤し疲れを癒しつつも、知的好奇心はそれなりに刺激してくれる1本だった。・・との事。

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そして「プリューレ・ロック ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2013」。DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)の経営者の一人であり、マダム・ルロワの甥でもあるアンリ・フレデリック・ロック(Henry Fredrick Rock)氏が、1988年から始めた個人ドメーヌが「プリューレ・ロック」。なかなか手に入りにくいわ。以前帝国ホテル「レ セゾン」で
「ニュイ・サン・ジョルジュ ニュイ・アン(Prieure Roch Nuits-Saint-Georges Nuits“1”) 2006年」を開けて良かった思い出がある。最近では「ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・スショ(Prieure Roch Vosne-Romanee 1er Cru Les Suchots) 1997年」を開けたか。印象的なラベルはエジプトの古文書に由来したで、緑色の模様は「ブドウの樹」、三つの赤い丸は「ブドウの実」を、黄色の楕円の上は「神」で下は「人」を表しているそう。

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こういう所からも、自然派であるプリューレ・ロックの思想を感じる。グラスに注ぐと麝香・レッドチェリー・ラズベリー・タンニンの感じる紅茶・細やかなスパイス・・「プリューレ・ロック」らしいローズやハイビスカスの様なフローラルお魅惑的な香りが広がる。しなやかながら多少ゴツゴツするタンニンが、透明感ある飲み心地を下支えする。
果実の凝縮感や集中力が今ひとつなのは畑のポテンシャルだろう。余韻に軽やかながらチャーミングな赤い果実とまだ解けきれないミネラルの硬さが長く残る。アルコール度数は12%、最近軽めのアルコール度数が嬉しいので前よりも更に好みになってる事を感じた一本であった。ちなみにシャンパン・赤共に値付けはホテルの中でもかなり高い方だが、谷宣英エグゼクティブ・シェフソムリエがホテル全体の飲食部門を統括するオータニらしく、保存状態は極めて良く満足行く状態。

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最近は状態悪いワインに当たった方が落ち込むのでとても満足できた。・・と主人も機嫌よく就寝できたと言う訳で、今回もみっちり仕事な男一人ステイ、いつもながら気が利くオータニ禅スタッフの皆さんありがとうございました(笑) さてさて、そんなビジネス男一人宿泊の前後飛行機移動、そしての機内食もついでに軽くアップしておこうかな。毎度お馴染み国内線JALファーストクラス「JAL SKY NEXT」。
まずは去年リニューアルして綺麗になった「福岡空港 JAL国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジ」。我が家的には「マンダリンオリエンタル東京」などでお馴染みの小坂竜氏と、「羽田空港 JAL国際線サクララウンジ」の竹内宏法氏がデザインを手掛けている。朱をアクセントにした落ち着いた和の空間で過ごしやすくなったわ。シートには収納もあり機能も充実。置かれているフードで言うなら「三日月屋のクロワッサン」が福岡らしいかな。

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そうだ、チェックインから保安検査場に向かう所にある不思議なアートも目を惹く。それはチームラボの「空書と鶴 – 有明」、墨絵の鶴は長寿や繁栄を象徴しJALのシンボルでもある。加えて3階レセプションカウンターには書家・紫舟氏の作品が展示されている。それでは機内食。福岡発-羽田着便の昼食から言うと、アペタイザーは「ローストビーフのサラダ、柚子ドレッシング」、メインは「小海老とカレイの白ワイン蒸し、クラブソース」
「リゾーニとひよこ豆のサフラントマト風味」「ロマネスコ、パプリカ」、そして「パン&バター」。茶菓 は「イルローザ ポテレット」。続いて帰りの羽田発-福岡着便の夕食は、有名レストランや料亭の味企画と言う事で、今月は高知の老舗旅館「土佐御苑」渡邉晋一料理長監修メニューが運ばれた。題して「黒潮と四国山脈に育まれた山海の恵み~土佐の郷土色~」よ。小鉢は「高知しし唐とじゃこの炒め物」「乙女鯛と蕪の煮物 ほうれん草 柚子」、

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主菜「土佐御苑名物 土佐あかうしのしぐれ煮 生姜」「土佐田舎寿司(おから寿司 茗荷 椎茸)」「沖うるめフライ タルタルソース 檸檬」「梅人参含め煮 菜の花」。そして土佐・天空の郷「ヒノヒカリ」の俵御飯に、「焼きばら海苔の味噌汁」。茶菓は「土佐御苑オリジナル ジロちゃっぷりん」。往復路とも今月のドリンクは、コーヒーの匠・川島良彰氏の全面協力の JAL CAFÉ LINES から「ブルボン パラァ」、
茶師十段・前田文男氏オリジナル煎茶。日本酒は高知・酔鯨酒造の「酔鯨 純米大吟醸 象 sho」、焼酎は鹿児島・森伊蔵酒造「森伊蔵」。シャンパンは「ジモネ・ゴネ キュヴェ オール グラン・クリュ ブリュットブラン・ド・ブラン(Gimonnet Gonet Cuvee Or Grand Cru Brut Blanc de blanc)」「ニコラ・フィアット ブリュット・レゼルヴ(Nicolas Feuillatte BRUT RESERVE)」、赤ワインはスペイン「ソル・カサル テンプラニーリョ(Sol Casal Tempranillo) 2016年」など。

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とまぁ、いつもの様にちょっとつまむ程度の主人だが、ANAにはないマグナムボトルからのシャンパンサービスは良いとの事。敢えて言えば料理のレベルが落ち気味かも?? ついでに羽田空港で買ったお土産は、定番「とらや 空港限定小型羊羹」と「ラデュレ(LADUREE)」のバレンタイン限定品。そう言えば、数日前羽田空港・格納庫でJALが長胴型大型機A350-1000(試験機)のお披露目をしたね。
JALのエアバス機初発注ね。座席数は3クラス295席(ビジネス40席/エコノミープラス36席/エコノミー219席)、エンジンは英ロールス・ロイス製トレントXWB-97を搭載。ロールス・ロイス製エンジンも初か。日本航空がB777型機の後継機として、A350-900と1000を56機導入予定。JALは2019年度からA350-900を国内線に就航させる。客室は各クラスで空調管理し、機内の空気を2・3分毎に入れ換えれる。

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とても静かな空間なのが特徴的なんだそう。 結論として現在の「スカイスイート777」からこのA350-1000が新フラッグシップとなるとの事、これはまた移動が楽しくなりそう♪ さてさて次の我が家の移動は新幹線(笑) よって次回は、いち早く既に春一番が吹いた博多から、まだ少し寒い京都に移動してのお話をしましょう。