今年の夏はとにかく暑すぎる福岡、7月からずっと30度超えで8月は35度超え。もう真夏南国真っ盛りでたまらず、毎日ビール代わりにキンキンに冷やしたシャンパンを抜栓す。休日ともなると当然午後スイーツ「ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HÉVIN)」のお供で、アフタヌーンシャンパンが基本。世界のショコラティエ、ジャン=ポール・エヴァン氏と言えば「ホテル・ニッコー・ド・パリ(レ・セレブリテ)」。
ジョエル・ロブション氏に見いだされて1976年から1988年までロブション氏と共に在籍していた。1986年にMOF(フランス国家最優秀職人章)を受章。現在C.C.Cフレンチショコラティエ部門金タブレット、最高位「LES INCONTOURNABLES」3年連続受賞。そんなエヴァン氏のショップが2002年に日本初上陸して以来、言わずもがな我が家の定番要スイーツとなっている。と言う訳で7月の「ジャン=ポール・エヴァン」は、

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フランス夏の2大イベント「キャトルズ ジュイエ」「ツール ド フランス」がテーマ。そこでこの日は特に暑かったので、さっぱりした「ゴッセ・セレブリス ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット(Gosset Celebris Blanc de Blancs Extra Brut)」を開け、期間限定「パリ-トウキョウ」を合わせた。ランスの伝統菓子「パリ ブレスト」の再解釈である「パリ-トウキョウ」は以来の登場。
ヌガーを乗せて焼き上げた香ばしいシューに、ヘーゼルナッツ風味のクリームとブラジル産カカオのクレーム・パティシエールが合わせてある。合わせた「エクストラ・ブリュット」は、ゴッセが10年ぶりに出したノン・ドサージュ。グラスに注ぐと勢い良く泡が立ち上がり、香るレモンパイ・レモンヴァーム・グレープフルーツの皮・・そこに折り目正しいミネラルがしなやかな骨格をつくる。香ばしいシューやナッツと良く合った。

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加えて7月のグラススイーツは「ヴェリーヌ キャラメル ベルガモット」。ベルガモット風味のミロワールとブラジル産カカオのムース、キャラメルクリームの組合せ。そして定番の「ヴェリーヌ ブラン マンジェ オ ショコラ」は、アーモンドが香るブランマンジェとショコラムースで、ショコラクリームを重ねたまろやかな味わい。更に7月14日から17日までの「エクレール プラリネ ジャンジャンブル」と
「エクレール ショコラ」には、フランス国旗トリコロールのチケットがあしらわれて可愛かった。ちなみにその新作限定の「プラリネ ジャンジャンブル」はプラリネ風味のショコラクリームがびっしり詰まって濃厚美味しい。更に更に夏季限定ボンボンショコラとして、登場しているのは「ブルゴーニュ」と「アルザス」の2種。赤い刺し色の「ブルゴーニュ」は、フランス産カシスを使用したガナッシュをミルクチョコレートでコーティング。

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ほのかにバジルが香る爽やかな味わい。黄色い刺し色の「アルザス」は、フランス産ミラベルを使用したガナッシュをビターチョコレートでコーティング。梅干を加えた塩味が印象的。これらにはキラキラ「ルイ・ロデレール クリスタル ブリュット(Louis Roederer Cristal Brut) 2009年」を開けて楽しむ。1776年創業の「ルイ・ロデレール」、優良年にのみ造られるプレステージ・キュヴェの「クリスタル」は、
個体差があって当たりはずれはあるけど、我が家でも登場頻度は高い。クリスタル専用畑は約60ha強で生産量は30万本程度、6年熟成させデゴルマンジュ後も8ヶ月安置させる。「2009年」はピノ・ノワール55%、シャルドネ45%。思えば春に同「クリスタル 2009」を前述のガトー「パリ-トウキョウ」にも合わせていた。グラスに注ぐとクリーミーな泡立ち、ライムの皮・白いキノコ・・ミネラルが高い酸と共に余韻にエレガントな苦みが残る~と言う感じ。

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そうそう夏の定番、フルーツの甘みたっぷり癒しの「ボワットゥ パート ドゥ フリュイ」も一緒に楽しんだ。果実をふんだんに使ったフランスの伝統的なフルーツゼリー。これは2層仕立てでカラフル、異なる果実を組合せた贅沢な味わいでやめられない止まらないよ。「フレーズ ユズ」はイチゴとユズマンダリン、「ポワール カシス」は洋ナシとカシス、「ルバーブ マング」はルバーブとマンゴー、
「ボム ヴェルト フランボワーズは青リンゴとフランボワーズ、「キウィ ジャンジャンブル」はキウィとジンジャー、「フィグ ドゥ バル バリ マント ポワヴレ」はサボテンの実と洋ナシ。そんな夏らしい爽やかなラインナップの7月、また別日に開けたのは日常定番「ドン・ペリニヨン(Moet & Chandon Cuvee Dom Pérignon) 2005年」。LVMHグループモエ・エ・シャンドン社、中でも「ドン・ペリニヨン」は最優先の状態で造られている。

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この「2005年」はシャルドネ60%、ピノ・ノワール40%。合わせたのはガトーは7月限定の「ゴア」と「ベル イル」。「ゴア」はダージリンティームース、ブラジル産カカオのムースにユズ風味のビスキュイ、ピーカンナッツのヌガティーヌ。「ベル イル」はキャラメルのムース、ブラジル産カカオのムースにパッションフルーツ風味のビスキュイ、ヘーゼルナッツのヌガティーヌ。
どちらもパリパリ香ばしいヌガティーヌが特徴的。濃厚なショコラのムースと柚子やパッションフルーツの酸味が「ドン・ペリニヨン」のミネラルをまとった酸とふくよかな果実味に良く合った。では8月の限定商品に入ろう、まずはヴェリーヌから。「ヴェリーヌ ショコラ アナナス」はヴェネズエラ産カカオの軽やかなムースと、華やかな香りのパイナップルジュレの組合せ。これはお気に入りで何度かリピった。そして「ヴェリーヌ バナーヌ グリオット」は、

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バナナのジュレとショコラノワールのムースに、果肉が美味しいグリオットチェリーのジュレを組合せた。3種類目は「ヴェリーヌ マスカルポーネ カフェ」は、マスカルポーネムースとコーヒー風味のアングレーズに、コーヒーシロップを染み込ませたビスキュイを組合せている。そしてマカロンも夏仕様ね。まずは期間限定のビターチョコレートのガナッシュ「コンスタンザ」。
フランボワーズを思わせるドミニカ産カカオが個性的。8月は色んなスタイルでこの「コンスタンザ」が楽しめる様になっている。その他はマンゴーに甘く爽やかなコリアンダーシードの香りを加えたホワイトチョコレートガナッシュ「マング コリアンドリン」や、パッションフルーツを加えた、パイナップルとミルクチョコレートのガナッシュ「アナナスイン」。ホワイトチョコレートとミルクチョコレートにバナナを合わせた「バナーヌイン」に、

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グリオットチェリーとリキュールのホワイトチョコレートガナッシュ「グリオットイン」などなど、カラフルラインナップの中から基本の「カフェ」を含め4種を味わう。そしてこの時合わせたシャンパンは「ビルカール・サルモン キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカール(Billecart Salmon Cuvée Nicolas François Billecart Brut) 1999年」。1818年創業。1998年から最新の醸造設備となっている。
「ニコラ・フランソワ・ビルカール」は1964年に誕生したプレステージ・シャンパンで、コート・ド・ブラン(シャルドネ)、モンターニュ・ド・ランス(ピノ・ノワール)のグラン・クリュから厳選した葡萄のみ使用。以前同「2000年」を開けた時のシャープでドライなイメージは相変わらず同じ。「1999年」は乾燥したレモン・蜜を垂らした青林檎など、魅惑的ではないけど落ち着いた柑橘系のニュアンス。最初はいつものようにバランスが悪い・・

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時間と共にブリオッシュと蜂蜜の風味が程よくまとまって来て、結局ショコラには合ったかな。ではではジャン=ポール・エヴァンに戻って、恒例の週末限定エクレールは8月、ロゴ入りショコラプレートが目立つ「エクレール コンスタンザ」。前述のマカロン「コンスタンザ」同様にドミニカ産のカカオを使用。香り高くさっぱりとした後味のクリームが詰まったエクレール、これも美味しくて毎週リピっている(笑)
そして写真お隣もコンスタンザシリーズで「ムース オ ショコラ コンスタンザ」。ベリーを思わせるドミニカ産のカカオを使用したムースをビターチョコレートの器に詰めている。気に入ったので翌週も「ムース オ ショコラ コンスタンザ」を、加えてもう一つはジャンドゥジャとヘーゼルナッツのコクと香り広がる「ドゥジャ」を選んだ。その時合わせたシャンパーニュは軽く「ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール フィリップ・スタルクモデル(Louis Roederer Brut Nature Philippe Starck Model) 2006年」。

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そう、あのフィリップ・スタルクがプロデュース、世界5ケ国のみの販売で5万本という少量生産。オレンジ・白・シルバーと言ういかにもなスタルクカラーなボックスに、モダンなロゴデザイン。中にはフレデリック・ルゾー社長とスタルクの写真が入っている。ゼロ・ドザージュのシャンパーニュ好きと言うスタルクならではの、ルイ・ロデレール初生産のゼロ・ドザージュ。
2006年1区画の優良葡萄のみ使用、ピノ・ノワール65%、シャルドネ35%。イースト・白い花・白桃とルイ・ロデレールらしい香しいアロマからキレのある酸味。ややオイリーな口当たり、薄いながらもナッティーなニュアンスも。ゼロ・ドザージュで甘さがない分、こう言った濃い甘スイーツに合わせてさっぱり頂くのが良い。ちなみに店舗内イートインスペースの「バー ア ショコラ」では今、「ムニュ コンスタンザ」として

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この「ムース オ ショコラ コンスタンザ」もしくは「エクレール コンスタンザ」とドリンクを合わせたセットメニューが頂ける。と言う訳で最後は先週、8月11日から16日だけ出ていた「コパン コピンヌ」。これもたまに登場すれば必ずゲットするプティガトーの詰合せ。ジャン=ポール・エヴァンの人気の定番ガトー6種を一度に味わえるお得な「コパン コピンヌ」。
まずは、カカオのビスキュイと濃厚ショコラムースを組合せた「グアヤキル」。コニャック香るピスタチオ入りチョコレート生地とビターガナッシュを交互にサンドした「ピラミッド」。オレンジピールとオレンジ香るビターチョコレートが爽やかな「サフィ」。艶やかなフランボワーズのジュレが目を惹く、ビターチョコレートとフランボワーズの間違いない美味しさ「ショコラ フランボワーズ」。ビターガナッシュをさくさくのマカロン生地でサンドした「マカロン ショコラ ア ランシエンヌ」。

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そして小さなヴェリーヌは8月限定の「ヴェリーヌ ショコラ アナナス」、カカオムースとパイナップルジュレの組合せね。そんな「コパン コピンヌ」「ムース オ ショコラ コンスタンザ」「エクレール コンスタンザ」に合わせて開けたのは、我が家お馴染み「ドン・ペリニヨン P2-1998(Dom Perignon Plenitude2 vintage1998)」。サテン仕上げのずっしり豪華アルミニウム製ボックス、
引き出すと黒い布に入ったブラック紋章のボトルが登場。お盆休み最終日に相応しいアフタヌーン・シャンパンね♪「ドン・ペリニヨン」は瓶熟成の8年、12~15年、30年の3回にわたってプレニチュードに達する」と言う考え方。前述の通常の「ドン・ペリニヨン」も8年の熟成を経てリリースされるが、このブラックラベルの「P2(旧エノテーク)」は更に16年の熟成を経るわ。いつもながら美しいゴールド・・いわゆるドンペリ香は深くなり妖艶さをまとう。

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八朔の皮のコンフィ・黄桃・オレンジ・スモーク・・色んな味わいの「コパン コピンヌ」に負けない強さ。「1998年」ながら酸化のニュアンスは遠く、ピシッとしたミネラルが骨格をなしてトロッとした質感さえ感じる。やはり別格の味わいだけどいつ飲み頃が来るの??という感じさえある。午後スイーツと楽しむだけでは勿体ないので、ディナー乾杯用にも少し残して置いたよ。
さぁ8月も後半、まだまだ35度と暑いには違いないけど、心なしか朝の空気が変わって来た様な気もする?? そうだ「バー ア ショコラ」では夏限定「ショコラのかき氷」を発売中!今月は「グラス ピレ オ ショコラ」「グラス ピレ オ ショコラ アナナス」「グラス ピレ オ ショコラ カシス」の3種類がある。夏バテ解消にフローズンショコラですっきりもいいね♪