ヒルトンホテル創業者コンラッド・ヒルトン氏のファーストネームを冠したヒルトン・ワールドワイドの最高ブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」。日本初上陸の「コンラッド東京(Conrad Tokyo)」も今年7月で10周年を迎えた。銀座や築地から程近い東京汐留ビルディングの28~37階、東京ベイエリアと浜離宮恩賜庭園を見下ろす素晴らしい場所。
そうだ10月1日より、「ホテル日航東京」がヒルトン・ワールドワイド「ヒルトン東京お台場」として再出発するんだった。ヒルトンが日本で展開する12軒目、こちらからの東京ベイエリアの眺望も素晴らしいよね。2020年までに客室やパブリックエリアを一部改装するそうだから、オリンピックに向けてホテルの業界にもまだまだ色んな事が起こりそう。

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話を戻して10周年の「コンラッド東京」。入口に車を付けるとまず目に飛び込むのは、真っ赤な漆のオブジェ「Purification I」。漆芸家・田中信行氏の作品でいつもながらインパクト大。上がってフロントロビー28階にて出迎えてくれるのは巨大壁画「人よ」、墨絵美術家・篠田桃紅氏による作品。フロア奥には造形作家・三輪太一氏の個性的な「箱庭の住人達」もある。
いつもなら37階「エグゼクティブラウンジ」でチェックインなんだけど、この日はフロントで済ませる。実は今コンラッド東京では、10周年を記念して10月31日まで世界最古のシャンパーニュ・ブランド「ルイナール(RUINART)」とのコラボメニューを実施している。「ルイナール」はLVMHグループと言う事もあって、「ルイ・ヴィトン」から度々頂くので我が家でも良く飲んでいる。

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 28階フロントの前にあるバー&ラウンジ「トゥエンティエイト(Twenty Eight)」で、軽くアフタヌーン・シャンパンでもしたいな~と思っていたのだが、残念ながら時間が取れず断念。陶磁器作家・新里明士氏が手掛けたルイナール用クーラーも見たかったが、そのままスルーして部屋に向かう。エグゼクティブフロアへの途中、
各エレベーターホールで見る事が出来るのは、花をモチーフにした小さなブロンズ鋳造の「月花草」。「コンラッド東京10周年」パンフレットの表紙にも使われているわ。彫刻家・小林且典氏によるこの作品は月の満ち欠けを表現し、29~37階に向かうに連れ月が花びらの様に満ちていく。館内に飾られているコンテンポラリー・アートは日本人作家23名によるもの。どれも特別に作成されたとあって統一感がある。

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ホテル全体のインテリアデザインは、イギリス拠点のオーストラリア人テリー・マクギニティ(Terry McGinnity)氏。そう、つい先日宿泊した「パレスホテル東京」と同じ。泊まり比べと言う訳でもなかったが、クールで和モダンな雰囲気が今夏の気分だった。宿泊する部屋はエグゼクティブラウンジのすぐ近くにある、前回同様の「デラックスベイビュースイート(Deluxe Bay View Suite)」130m2。
「ロイヤルスイート(226m2)」に次いで上から2番目。通常1泊30万円超だが、今は10周年記念という事で割引プランもあってかなりお得♪「デラックスベイビュースイート」入ってすぐには、独立した玄関スペースがあり大きなアートが飾られている。右の扉に進むとリビングルームが広がる(左はクローゼットルーム)。窓の向こうは東京湾にレインボーブリッジ・・素晴らしいパノラマビュー。

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台風が近づいてる時ではあったが、ベイエリアが遠くまで見渡せる。我が家に似た白とベージュのモダンインテリアが好み。手前には書斎スペースもあって主人の定位置になる。見渡せば前回と少し違うレイアウトで、大きなダイニングテーブルが置かれている。その脇の扉をあけるとキッチン。ここにエスプレッソマシンや冷蔵庫などがあった。
リビングとダイニングの間の棚に茶器セットがあり、ウェルカム・アメニティにはホテルオリジナルの焼き菓子を頂いた。そして照明が印象的な大型テレビの棚には、グラスや酒ボトルがディスプレイされ、その裏側が隣の部屋・・広いベッドルームになる。ベッド横玄関側にある大きな鏡の化粧スペースが私の定位置。窓際にテーブルセットもある。ベッドは一応シモンズ製キングベッド。

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天井まで続くヘッドボードもアート仕様で、描かれた梅木に小さな汐留千鳥が佇む。そう言えば館内のあちこちに立体な小鳥が見られるよね。寝室に隣接するのは独立した広いクローゼットルームと広々明るいバスルーム(玄関から言うと左側)。いつも思うが動線が理想的。仕切りに鏡を多用し内装全体が白系、天井も高いので130m2より広く感じる。
何より全室窓(ベイビュー)に向かっていてとても開放的。バスルームには女優ライト的「大円形ミラー」のダブルシンク。シャワーブースは横に広くて両開き扉が珍しい造り。玄関とここにもトイレ。バスアメニティもお馴染み、イギリスのアロマブランド「アロマセラピー アソシエイツ(Aromatherapy Associates)」のバランスシリーズ(シャンプー/コンディショナー/ボディウォッシュ/ボディローション)ね。

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実際に聞かれた事はないけど、この「アロマセラピー アソシエイツ」と、チャイニーズ「シャンハイタン」「タラ・スミス」の3ブランドから選べるようになっているらしい。マウスウォッシュもある。タオルも沢山置いてあるのは嬉しい。そして窓際、小さめなバスタブにはやっぱり「コンラッド・キングダック」がいた♪
言わずもがな世界のコンラッド・バスルームに鎮座しているアヒルさんだが、今回はゴージャス10周年仕様になっている!?通常シルバーの王冠に黒のくちばしなんだけど、10周年のはゴールドの王冠にシルバーのくちばしだ~(パチパチパチ!) キングダックと来れば、やはりこちらもコンラッド名物、東京オリジナル「コンラッド・ベア」♪ターンダウン時にベッドに並べられるちりめん素材のクマさん達。

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このオリジナルマスコットはバンコクでは「コンラッド・ゾウ」、バリでは「コンラッド・サル」など、世界各地様々に展開しているのよ。ついでに言っておくと大きなクローゼットには、頑丈なセーフティボックス、タオル地のスリッパ、バスローブ、ワンピース型ナイトウェア、傘、アイロン、予備枕などなど。ディナーから遅い時間に戻った私達は、照明を落とした中夜景を見つつ、寝酒を少し頂いて静かに眠りについた。
さて翌朝、前夜しっかりフレンチを食べたとは言え、せっかく立派なダイニングテーブルがあるんだもの、ルームサービスで朝食をお願いする事にした。まずは私の和定食から、「出し巻玉子・焼き魚・明太・佃煮」「胡麻豆腐・お浸し・きんぴら・鶏肉」「ご飯・味噌汁」「漬物・海苔」「緑茶・グレープフルーツ」「フレッシュフルーツ」。

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そして主人のアメリカン・ブレックファーストは、「目玉焼き・ベーコン・きのこ・ソーセージ・ポテト・トマト」「生ハム・サーモン・チーズ」「フレッシュフルーツ・プレーンヨーグルト」「トースト・シリアル」「トマトジュース・コーヒー」。品数も多く思ったよりスルスル頂けた。チェックアウトは「エグゼクティブラウンジ」にて行う。
入って正面にはロビーラウンジでも見る「暖炉風オブジェ」。これからの季節は火が灯されロマンティックな風情になるわ。全体的に落ち着いたブラウンのインテリアに、窓際に並ぶ紫の椅子がコントラスト。時間的に誰もいなくて静かなのが良かった。オープンキッチン風の明るい軽食スペースは既に片付いて何もない状態。そこへコックコートの人が登場して何やら沢山卵を割っている・・その様子をペリエを頂きながらしばし眺める(笑)

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このラウンジでは一日中何らかのフード・ドリンクが頂けるが、やはり広い「デラックスベイビュースイート」にいるとわざわざ出向く気にはならないかな(笑) 部屋の窓外は実は嵐だったんだけど、緑と海はそのまま美しく静かに広がっていたしね。過ぎ行く夏を惜しみつつ、開放的な部屋で夫婦二人ゆっくり過ごす休日がとても幸せだった。
ちなみにコンラッド東京では開業10周年記念として、「カリナリー・ジャーニー」「ビューティー&ヘルシーメニュー」「リラックス&パワーチャージメニュー」などが頂ける特別プランが用意してあるので、これから年末年始のイベントに向けて要チェックよ。

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