食欲の秋、芸術の秋、行楽の秋、読書の秋、ファッションの秋~♪ まぁどれも秋に限らずなんだけどね。中でも今回はモードな秋、我が家定番ルイ・ヴィトンから噂の「2015-16秋冬パリ・メンズ・コレクション(Louis Vuitton Men’s Fall 2015 Collection)」をピックアップしよう!ちょうど今、伊勢丹新宿店メンズ館1階では、ルイ・ヴィトン初のメンズ・コレクション・ポップアップストアがオープンしている(9月15日まで)。
そう縄縄ロープモチーフ!アーティスティック・ディレクターのキム・ジョーンズ(Kim Jones)がクリストファー・ネメス(Christopher Nemeth 2010年没)にオマージュを捧げたコレクションよ。ネメス縄柄の巨大トランク風店舗デザインは、建築部門と協力してキム自ら行い、アクリルガラスやメタルを多用した洗練モダンな白の空間になっている。

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スクリーンにはネメスを発掘した張本人、マーク・レボン(Mark Lebon)が作った「”A Work in Progress” a film by Mark Lebon」が流れる。そんな「LOUIS VUITTON ISETAN MEN’S POP-UP STORE」オープン当日イベントには、キム・ジョーンズ本人が緊急来日し、ネメスの娘リヨ&ルイ(Riyo&Lui)、そしてネメスの相棒でもあったスタイリストのジュディ・ブレイム(Judy Blame)も登場したからビックリ!
同イギリス出身で若い頃からクリストファー・ネメスが大好きだったキム・・そうね、私達の世代には懐かしいブリティッシュ・ファッション。彼の個性的反逆的ファッションが流行ってる最中、ネメス本人が原宿に拠点を移したのだから驚いた(当時福岡店も出来た)。今回の「2015-16秋冬」はとにかく縄縄なんだけど、このポップアップストアは更に濃い。

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このイベントの為に制作されたイセタンメンズ限定・数量限定の「モノグラム×縄縄」シリーズもあるからね。ネメスに対するキムの愛をヒシヒシ感じる事が出来るよ。そしてファッション週刊紙「WWDジャパン」8月31日号の表紙は、ポップアップストアにて撮影されたキムと、ルイ・ヴィトン・ジャパンのフレデリック・グランジェ(Frederic Granzie)社長、三越伊勢丹の大西洋社長と言う濃い3ショット(笑)
更にWWDジャパンでは初、2種類の「カバー・オン・カバー」を用意。定期購読と書店のは「スクエアの縄縄」、そして地下鉄銀座線のメトロスで販売するのは、ポップアップストア限定アクセに用いた「ドットの縄縄」!?そりゃどちらも欲しいでしょ~。

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さて~そんなポップアップストアに先駆けて、この日ルイ・ヴィトン 六本木ヒルズ店で行われたのは顧客向け「2015-16年秋冬メンズコレクション プレヴュー」。今回もメチャイケメンのスーパーモデルが4人登場するとの事で、もちろんフロントロウ真ん中を陣取り万全の態勢でのぞむ(笑) ちょうど「六本木ヒルズ盆踊り2015」開催中で、
けやき坂通りでは「フォーミュラEカー」デモンストレーション走行や「楽劇 六本木楽」「みちのく伝統芸能 鬼剣舞」などが行われていた。そのため、ガラスの向こうにはファッションショーを見ようと店内を覗くギャラリーでいっぱい。振る舞われた「ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット(Veuve Clicquot Ponsardin Yellow Label Brut)」で乾杯し、担当嬢と語らいつつショー開始を待つ。

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さぁ照明が付いてショーがスタートしたよ♪ ネメスが日本に拠点を移した頃(私はちょうどロンドンに滞在していた)の、90年代初頭を一気に思い出させるBGM。選曲はネリー・フーパー(Soul II Soul)、若かりし頃にたっぷり聴いた懐かしい曲ばかり。そうだ!音楽と言えばアップルミュージックのイアン・ロジャース(Ian Rogers)が、LVMHのチーフ・デジタル・オフィサーに就任すると発表があったね!
今後クールでゴージャスな「デジタルラグジュアリー」の世界も広がりそう、期待大♪ と言う訳でキムによるネメスの再解釈。歩くイケメンモデルは縄縄なキャメルのカシミヤコートやクルーネックセーター、リッチなダッフルコート・・・細いロールアップパンツがやはりネメス風、そして艶やかな贅沢素材がさすがルイヴィトン。

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ボストンや重ねた斜め掛けバッグはモノグラムに青い部分レザーでカワイイ。デニムのセットアップにチラリと覗く白シャツの襟にも、遊び心あるモノグラム柄が見えるよ。シンプルでエレガントなキャメルのコート、滑らかで軽いレザージャケットにも最先端のカッティング技術が伺える。後半の鞄は「ダミエ×縄縄」シリーズ、モードなダミエ・グラフィットでいいね。
そうそう、ボタンや安全ピンを使ったアクセサリーはいかにもジュディ・ブレイム的だった。縄の主張以外は、全体的にシンプルで落ち着いた色味(キャメル・ネイビー・カーキ)で、当然ながら上質素材(ネメスずだ袋ではない)。ネメスなんだけどずっと上品で優美、ちゃんとラグジュアリーな「ルイ・ヴィトン」になってて素晴らしい。

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 さてコレクションを見た後は、メンズフロアでお買い物タイム。こちらではシャンパンに加えフィンガーフードも振る舞われる。主人と言えばまずは今シーズンもスーツから選ぶよ。カワイイチェック柄など目移りする中、私好みの知的系スーツをチョイス。やっぱりLVのボディラインは上品でスマート、モードなのにエレガントな風情が良いわ。
そう言えば新シューズ・コレクションも登場してるんだった。中でもパティーヌ仕上げの新作メンズ・シューズ。独特の色づけで風合いを出すパティーヌは、職人手作業の匠の技(サヴォアフェール)よ。後で見たいねと話しつつ、まずは奥の試着室に行き、合わせたシャツを含め裾や袖のピン打ちをする。私はその間シャンパン片手にフィンガーフードを楽しむ。

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ディナー前なのでフードには手を付けてなかったんだけど、ケータリングのお兄さんが「どうぞどうぞ」と全部説明してくれるので食べちゃう(笑) そこへ目の前を横切り、主人の試着室に入っていく美しきスーツ姿の男性たち・・驚くほどのジャストフィットにキムデザインらしいモードな着こなしは素人に非ず!?ピンと来た私は思わず立ち上がり試着室に駆け込んだ。
何とその素敵な英国紳士は、イベントの為にパリ本社から来日していたメンズRTWのマーチャンダイジング・ディレクター、カルロス・デ・フレイタス(Carlos de Freitas)氏だった!LV社員なら彼の研修を受けた人も多いはず、つまりメンズウェアのプロ中のプロ、大先生なのだ。しかもサポートは日本のメンズMDの小林氏と言う事で、何とも贅沢な状況に私と担当嬢はキャッキャと興奮しきり。

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そこへやって来た銀座並木通りイケメン店長曰く「うちの店舗顧客では初めてかも?!」と。普通店頭に出てくる事はない本社MDディレクター、たまたま来ていたとの事何てラッキーなの♪ そこにいた皆がカルロス先生の美しき手さばきを凝視する。流れる様にササッと袖や裾にピンを打っていく・・担当嬢も「なるほど~」を繰り返して勉強モード。
こんな贅沢なスーツもなかなかないね。う~んそれにしても、小林MDの手の込んだオサレヘアースタイルに見とれてしまう(笑) 物腰も語り口もとても優しくて紳士なカルロス先生、一気にファンになってしまった。すっかりその経緯で時間を使ってしまい、気付けばネメス商品もほとんど見れてない(笑) また日を改めて銀座並木通り店で拝見することにしよう。

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今回も楽しい時間はあっという間に過ぎ、気付けばもう「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」ディナーの予約時間になっていた。話は尽きないが、銀座並木通りイケメン店長やいつもキュートな担当嬢達に外まで見送ってもらい、名残惜しい気持ちで祭りに沸く六本木ヒルズの雑踏に向かった。