東京・六本木ヒルズ、遅れたバブルや事件続きで何かとマイナスイメージが続いていた数年。最近はようやく落ち着いて本来の計算された大人の街になっている。ニューヨークの「コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ」がホテルを含めヒルズ内の建物を設計デザインし、「ジャーディー・パートナーシップ」が街自体の空間(動線)デザインをしたという贅沢な街。
ルイ・ヴィトン」のイベントも含めて、最近改めてここに来る事も増えたわ。ちなみに「ジャーディー・パートナーシップ」は、「グランドハイアット福岡」を含む「博多キャナルシティ」も手掛けている。建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」、そのプリツカー家がオーナーという点から見ても、建築的に興味を惹くハイアットグループ。

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中でも「パークハイアット」「アンダーズ」「グランドハイアット」「ハイアットリージェンシー」というトップ4ブランドが揃って都市は東京をはじめ世界でもまだ多くない。そんな東京の中心に鎮座するホテルが「グランドハイアット東京(Grand Hyatt Tokyo)」というわけ。街コンセプトに合わせた落ち着いたベージュや茶色のアースな色合いがシック。
インテリアデザインは「ドン シエンベーダとピーター レメディオス」、天然素材を多用しながらもゴージャスかつモダンで個性的(印象的なオブジェが多い)に表現している。週末や日曜はごった返すフロントロビーも、平日は外国人ビジネスマンが目立ってクールに落ち着いた空間。夕方からの暗めのライティングが相変わらず雰囲気あるわ。

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クラブフロアは10~14階で10階に「グランド クラブ ラウンジ」がある。389の客室中でも上級スイート3部屋で言うなら、3番目の「チェアマン スイート(125m2)」と2番目の「アンバサダー スイート(200m2)」は同10階にあり、最高スイートの「プレジデンシャル スイート(Presidential Suite) 260m2」は最上21階にある。
その最上階には「プレジデンシャル スイート」とそのコネクティングルームの2部屋しかなく、エレベーターもセキュリティがかかっている。独立したまさに特別な空間ね。なんと今回はこのスペシャルな部屋「プレジデンシャルスイート」で、夫婦二人でゆっくり贅沢な連泊ステイを過ごしたんだよ~♪ 「グランド クラブ ラウンジ」でチェックインを済ませたら早速案内してもらう。

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さすがこの部屋の為に作られたフロアはかなり静か、まさにペントハウスの風情。玄関入るとまず天井高に高位置から注ぐ光に目を奪われる・・・最上階ならではの窓設計でかなり開放的よ。まず玄関の右手に、円卓を囲むように豪華でフカフカのラウンドソファーがインパクトな「リビングルーム」。床や壁に合わせて茶色系でまとめられたシックなインテリア。
壁にはモノクロアートが馴染むように6枚並んでいる。玄関側は部屋に沿うようにガラス窓、その向こうは玉砂利を敷き詰めた小さいながらも日本坪庭風。それに連なる様にリビング奥のテラス側には、広くてクールな書斎スペース。大画面パソコンも完備でデスク回りも至れり尽くせり。そして何より目につくのはデスク後側、リビングに隣接したウッドデッキのテラスが広がる。

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テラステーブルスペースを更に上がった所にあるのは、青く輝く大きな「プライベート温水プール」。正に六本木ヒルズに浮かぶ天空の湖ね。プール用のワッフルバスローブにタオルなども置いてあるので、天気の良い日はプールサイドで日光浴も良いわ。また玄関に戻って今度は左側。「リビングルーム」と天井を分けるように仕切る「ダイニングルーム」がある。
8人掛けの大きな一枚板のダイニングテーブルと赤茶レザーの椅子。木の温もりながらも豪華。色合わせされた茶色の浮き立つ壁には9枚のナチュラル系アート、テーブル上の花やキャンドルとバランスが良くて優しく印象的。玄関側の対面壁は、「リビングルーム」脇の玉砂利演出と呼応するように砂壁に石ベースでデザインされた日本庭園風巨大盆栽?オブジェ。

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海外VIP(ベッカムやトム・クルーズなど)がよく滞在する部屋ならではの、ジャパニーズ演出が違和感なく素敵。他にも棚や壁に大きく個性的なオブジェが散らばっている。さて更に、「ダイニングルーム」の奥に更に広がる部屋、それは光たっぷり降り注ぐ横長~い「ベッドルーム」。一段上がって別空間として設計されていてオシャレ。
キングベッドを2つ並べたツイン仕様でフィレッティのスレッドカウント300以上のリネン類。天井高と窓を他の2部屋より広くして、より開放感がある造り。突き当たり窓際のテーブルスペースからは東京タワーが真近に良く見える。ベッドルームに平行して長い「バスルーム」は、開閉できる障子風扉で仕切られている。

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ネックマッサージ付きのジャグジーバスを挟んで、両サイドにはそれぞれ照明が浮かぶような美しさの洗面台とクローゼット。夫婦でも別々に荷物類や水周りを使えるのは便利で嬉しい。アメニティーはお馴染み「REN」。香りだけでなくしっとり肌感が気に入ったのはバスオイルね。夜はまた他の2部屋と違って、ベッドルームだけ極端に照明が落ちる設定なので、夜景とバスルームが浮かび上がる雰囲気が素敵。
天気が良ければ夜空が寝た状態で見れる。そんな3部屋とテラスが横一列に長い配置で260m2という広さ。それぞれの部屋に大画面薄型テレビにバング&オルフセン オーディオシステム。バスルーム両サイドにも薄型テレビ。全体に長く天井が高い故にスピーカー(BOSEを含めて)もあちこちにある。リビング・ダイニングにはエビアンの大ボトル、ベッドルームやバスルームには日本産の水と思いやりある選択。

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キッチンにはミネラルウォーターがずらっと並ぶ他に、大きな冷蔵庫内には白ワインや多種海外ビール、ペリエやサンペリグリノなど多数揃って、全て無料になっているわ。ハイアットお決まりのエスプレッソマシンもね。トイレは当然2つ。とにかく広く横に長いので書斎にいる時間が多い主人には、リビングからでも声が届かない(笑)
住まいと考えると動線的には厳しいけど、窓景や部屋別の楽しみ(パーティーなどでは)と言う意味では、この上ないホテルライフと言えるわ。我が家でもそうなんだけど、このレベルの天井高や窓の大きさは寒さや暑さに厳しいのよね。日光の影響をまともに受けるので室温調整が難しい。この部屋のエアコンスイッチも6個位見つけたかな? 欠かせないブラインド類が一斉に電動で上下するのも圧巻。

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そうそうこの「プライベート温水プール」、肌寒い今の季節は湯気とライトアップで特に夜が美しい。水面に合わせた窓枠から見える都心の夜景、見上げれはすぐ横の親会社「森ビル」が煌めく。去年秋から始まった成田国際空港からのヘリコプターの乗り入れサービス(40分)。世界に2機しかないエルメス仕様機が、ちょうど裸で泳ぐ主人の目前を横切って森ビルに到着した。
うーん、これ以上のゴージャスな空間はあるだろうか?!さて夜はドレスに着替えて「ジョエル・ロブション来日ガラディナー」に。大いにワインと特別な食事を楽しんで、ご機嫌で深夜部屋に戻るとターンダウンとお掃除が完璧にされていてこれも満足。キッチンスペースがあると、使用済の片付けて欲しい物をまとめられるから良い。

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ウェルカムアメニティーの「シャトー・ド・ペズ(Chateafau de Pez)2007年」と冷えた葡萄、「フィオレンティーナ(Fiorentina)」のチョコレートなどで一息。キッチンにはあるスナック類や多種類の外国ビールやミネラルウォーターなどなど、色々無料で頂けるのは有り難い。夜景に浮かんだような「プライベート温水プール」でひと泳ぎして就寝するわ。
さて、広く快適な寝室、完璧なる遮光で熟睡した朝、二日酔いでもなくスッキリしている。前にも書いたけどここ「グランドハイアット東京」の朝食はボリュームもあり美味しい。いつものようにインルームダイニングで食事を取る事にする。しかし気づくと朝食メニューの制限時間ぎりぎり!?慌てて内線をする。気持ち良い電話応対で注文完了でほっとする。出来上がり時間告知に加え届ける時にも電話をくれる丁寧さ。

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待つ間主人はまた「プライベート温水プール」に入る。今日も曇り空だし入るにはもう肌寒いはず。私はプールが背中になるリビングのデスクスペースの、備え付けのパソコンでネットをする。サイトで1階の「フィオレンティーナペストリーブティック(fiorentina Pastry Boutique)」を見る。そうか、こちらのパティシエは昨年「ワールド チョコレート マスターズ」で優勝した実力者。
受賞作品の「MODE」も美味しかったわ。是非とも秋のスイーツも後で頂く事にする。そうこうするうちに朝食類が届き、光りがたっぷり注ぎ込む気持ち良い空間の、8人用ダイニングテーブルにセッティングしてもらう。主人は「フレンチ キッチン ブレックファスト」に合わせて、キッチンに備えてある冷えた白ワインを開ける。ホテル2階にある「フレンチキッチン」の物でボリュームがあって美味しい。チーズやハム、全体的な味付けも確かに白ワインに合う。

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私はまた夜のフレンチに備えて、気持ちヘルシーな「和定食」をチョイス。これは6階にある日本料理「旬房」の物。石鍋に入った白ご飯にみそ汁、大きな弁当箱の中はいくつにも仕切ってあって、色とりどりのおかずがびっしり。とても食べ切れないけど、どれもバランス良く、味付けもさっぱりながら風味良くで美味しかった。
デザートには前述の秋スイーツの中から新アイテム2種を選ぶ。見た目も可愛い「ピオーネクラフティー」は、通常チェリーを使う所を新鮮なピオーネを使用して甘く爽やかに仕上げている・・プリンタルトのような感じ。酸味も心地好くさくさくこくあるタルトは、残しておいた白ワインにも良く合ったわ。もう一つ「アリュメット オ ポム」はサクサクのパイ生地の中にみずみずしいリンゴがたっぷりで食べ応えあり。

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午後は主人はリビングルームで、私は寝室で、それぞれのんびり音楽を聴いたり本を読んだりバスタイムを楽しんだり・・・家のように寛いで過ごす事ができた。やはり連泊はこういう贅沢な時間と空間の使い方が出来る事が理想。太陽の昇り降りが感じる天井高の窓、独立した静かな構造。
風や水、景色を感じるプライベートプール、この「プレジデンシャルスイート(260m2)」はホテルとしてはやっぱり完璧でしょ。さてさて今夜のパーティはここから近い六本木某レストランで行われるワインイベント。まだまだ楽しい時間は続く・・